人生の最終目標は
たくさんの教え子たちと出会い、育て、『サマーウォーズ』の栄おばあちゃんのような最期を迎えること。

吉田 亜依里(Airi Yoshida)

鹿児島県出水市生まれ、京都府長岡京市育ち。
ファーストキャリアは美容部員。3年半勤めた後、学生時代からの目標だった専門教育機関での人材育成の場へ転職。
紆余曲折、ご縁あって本人が長年オタクだったことから趣味が高じてゲーム、アニメ、声優業界の人材育成にシフト。
オタクエンタメ業界人材育成に携わり7年。
2022年4月より独立し、講師業をメインに、人材育成サポートやコンサルタント、業界啓蒙活動を行っている。

Q:どうしてそこまでオタクエンタメ業界での人材育成にこだわるのか?

A:好きだからです(笑)
あとは私が『元・絵描き志望のいじめられっ子』の過去を持つ、筋金入りのオタクだから(笑)
やりたいことを出来る力が持てるようになると、自分に自信がつく。
少しでも自分の過去と重なる人たちが、好きなことを仕事にして豊かな生活を送り
堂々とキラキラ輝くオタクでい続けるためのサポートがしたい。

中学校時代から、私個人の目標は変わっていません。
『めちゃくちゃ仕事が出来て、誰が見ても美しい、強くて最高にかっこいい最強の女オタクになりたい』

突然ですが私は中学生時代いじめられっ子でした。
私自身の行動や言動にも多少問題があったことも事実ですが、いじめの対象になった1番の理由はオタクだったからです。
私と同じ学年のゲームやアニメ、マンガが好きな同級生たちが代わる代わるいじめの対象になっていきました。
オタクとしてのキャリアを積みだしたその当時は、現代のようにオタク文化が世間に根付いておらず、随分と肩身の狭い思いをしていました。

『なぜこんなに最高に面白いコンテンツをただ好きなだけで、なぜ漫画に描かれるようないじめを受けないといけないのか???』

本当に悔しくて悔しくて悔しくて悔しかったこともあり、もう二度と誰にも屈したくない私が当時に掲げた目標が先ほどお伝えした目標です。

また、今作品を見ても驚きの画力を持つおじいちゃんを持ち、小さいころから絵を描くことが大好きだったその当時の私の夢は
『絵を描く仕事に就くこと』でした。

しかし、私はその夢を諦めました。

1番の理由は、業界を目指すための正しい知識がなかったことと、知識が足りず覚悟が仕切れなかったことです。
その当時、絵を描く仕事は『画家』と『漫画家』ぐらいしか思いつかず、
クリエイターというよりもアーティストに近い、どうしたらなれるかわからないその仕事を目指す勇気を持つことが出来ませんでした。

その後『絵を描く仕事』を諦めた私は、『顔に色を塗り、絵を描くだけで別人になれる』メイクの魅力に取りつかれ
ファーストキャリアを美容部員になる道を選びました。

そんな私が成長し、中学生からの目標を達成すべく、仕事をし続け、周りまわってたどり着いた仕事がオタクエンタメ業界の人材育成でした。

正直、運命なのかと思いました(笑)

その仕事の中で、私は私と似た過去を持つ多くの学生たちに出会ってきました。
過去の自分と重なる学生たちを

『絶対に好きなことを仕事にして楽しい毎日を送り、好きなことで仕事をする力を身につけて自信を持ってほしい。』

そう思いながら人材育成に関わり続け7年の月日が経ちました。

大変なことも苦悩したこともありましたが、それ以上に色んな嬉しいことや楽しいことがありました。

私の大好きな作品やコンテンツを生み出す企業やクリエイターさんとお話をしながらどう育てていくかを考え抜いてみたり。
10年以上好きな作品の声優さんと一緒にお仕事をさせていただいたり。
教え子が業界に入り、わざわざ休日をつかって会いに来て仕事の様子を話してくれたり。
数えきれないくらいの幸せな経験を積ませいただきました。

また、かれこれ20年以上も好きなコンテンツがいかにして生み出されているかを
直接クリエイターのみなさんから作り手側の苦悩や想いのお話を聞かせていただく中で
素晴らしいコンテンツを生み出しつ受けてくださるクリエイターの皆さんのことが大好きになりました。

より一層、私が関わった学生たちにクリエイターになって楽しみながら仕事をしてほしいと願うようになりました。

そんな仕事を続けて7年の節目に、会社員としての専門教育機関でのサポートから
もっと様々な場所で業界を目指す人たちのサポートを好きなだけやり続けたいと思い
2022年の4月、独立という新たなステージに進む決意をしました。

是非、日本を代表する素晴らしいコンテンツに携わるという夢を持つ
これからの業界を担うクリエイターの皆さんを育成するサポートをお手伝いさせていただけますと幸いです。

My History

【幼少期~中学生時代】
・小さいころからアニメが大好きでセーラームーンに熱狂し続けた幼少期を過ごす。
・小学生時代にいとこの影響から少女漫画にハマる。りぼんっ子。種村有菜さま信者。
 アニメも相まって『ふしぎ遊戯』がバイブルとなる。
・祖父の影響もあり幼少期から絵を描くのが大好きだった私は美術部に入りオタク友達が出来る。
 アニメイトなどのグッズを購入しだし、ここから立派なオタクに成長し幅広いジャンルに手を出し始める。
・いじめの経験から絵を描くのが嫌になり、顔に絵をかいて別人になれるメイクに興味を持ち、メイクの仕事に就くことを決意。

【高校生時代】
・人間不信に陥っていた私を3年間同じクラスだった最高のクラスメイト達が助け出してくれる。
・高校時代の親友と部活(登山部)に打ち込み、青春の思い出をたくさん作る。
・別の趣味(ヴィジュアル系バンド)に走り出し高校1年生~2年生の2年間はオタク抜けする。
・高校3年生なりたての春、友達に進められた漫画を読み、登場キャラクターにハートを射抜かれオタク復帰。

【短大時代】
・オープンキャンパスに行った際、美人な専任教員に一目惚れをし『この人から教わりたい!』と進路を即決
・美人教員との出会いをきっかけに専門教育に興味を持ち、化粧品メーカーでの教育係や専門教育機関での人材育成に興味を持つ。
 最終目標をどちらかにしたいと思い描くようになる
・ようやくメイクに関する学問に触れることができ、黙々と勉強に打ち込む。
・早々に内定を勝ち取り、友達の誘いからアニソンのクラブイベントに通い出す。
・コスプレイヤー活動を開始する。

【ファーストキャリア:美容部員】
・念願のブランドの美容部員として3年半仕事をする
・仕事の内容は自分が待ち望んでいたものだったものの社内での人間関係に非常に悩む。
 上下関係があまりにもハードだった(ほぼ大奥)上に美容業界の労働に対する賃金の低さに疑問を感じるようになり離職。
 『好きなこと』を仕事にすることの楽しさと、『好きなこと』で仕事をしお金を得て生活をする難しさ痛感する。
・仕事のフラストレーションも相まって社会人になってからは年間100回近くアニソンのクラブイベントに遊びに行く年も。
 全国各地のイベントにも足を運ぶようになる。それに伴いコスプレイヤー活動も加速。

【セカンドキャリア:専門スクールの運営スタッフ】
・美容部員退職後、3か月で専門スクールの美容分野スクールで応募したにも関わらず、運命のいたずらで
 グループ校のゲーム、アニメ、漫画系の専門スクールスタッフになる。
・ユーザーとしてしか関わったことがない業界について猛勉強し、業界クリエイターの皆さんと仲良くさせていただいた結果
 更に業界にのめりこみ、学生と本気で向き合うようになる。
・在職7年間の間に担当した学生は1000人以上。
 楽しさのあまり、業務内で培ったゲーム業界、アニメ業界、漫画業界、声優業界、e-sports業界に関する知識を元に
 年間300回以上のキャリアデザイン面談や、年間50本以上の講演会・特別授業の企画、運営をこなす。
 最高の相方と最高の後輩たちにかこまれ最高の同僚たちと、楽しく幸せな最後の会社員生活を送る。

【現在】
・1つの学校にとどまらず、もっと様々な場所で、多くの学生たちのサポートをしたいと思い独立を決意。
・2022年3月に専門スクールを退職。4月に独立をスタート